【熟年】大学病院時代、今は亡き医局旅行

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あの頃の病院では医局旅行というテイで、おじさん先生が若い看護師をコンパニオンよろしく帯同させた旅行があったんです。

あの頃と言ってもそんな何十年も前ではないですよ。

そんなおかしな風習もコロナとともに収束したらしいですが。

今日は病棟から離れ、医局旅行の思い出を。

医局旅行は必ず1年目のナースが参加しなくてはならない暗黙のルールがありました。

混合病棟でしたので、3,4人ずつで二手に分かれて参加します。勝手に休みを医局旅行で消化されてしまいたまったもんじゃありません。

同期だけで羽を伸ばせるならまだしも、師長や主任と二人くらいはお目付役がくっついてきます。

なので全く気の休まる暇はありません。

チャーターした観光バスに乗り総勢30人程で出発、バスから酒を飲み始め宿に着く頃には泥酔。

私の泊まった宿は修学旅行生も来ないようなオンボロ宿。

医者ってケチな生き物ですよ。

昼間は酒蔵に行くなどちょっとした観光をした覚えがあります。

おじさん達お待ちかねは夜の宴会ですよね。

医者達にお酌をしながらセクハラすれすれ、ややアウトな会話に笑顔で対応しなければなりません。

普通にやってることはコンパニオンです。お給料払って欲しいところです。

ただし、愛想を振り撒きすぎて師長などに

「あーら、媚売っちゃって。」と思われないように気をつけなければなりません。

絶妙なラインをうまく渡りながら過ごします。

うちの大学がひどいのか、医者達は本当によく呑みますし、呑まされます。

お酒の弱い子に強要はさすがにしませんが、私はそこそこ飲める方でしたので、飲めない子の分も勝手に背負って飲んでいました。

理性を失うほどの酩酊はしていませんが、かなり酔っていたと思います。

すると、病棟でもあまり喋ったことのない研修医よりは上の医者に手を引かれ強引に暗闇へ連れてかれたのです。

これはマズイ。

と頭の中ではいざとなったら引っ叩いて逃げるしかないかなとか、色々考えを巡らせていました。

連れて行かれたロビーの端っこのようなところで何をされたのかというと

『膝まくら』

でした。

まあ、これだけでもじゅうぶん気持ち悪いのですが、強行に及ぶことはなかったのは不幸中の幸いでした。

幸いなことに向こうもかなり酔っていたので大声を出したりすることなく、無事やんわり逃げることに成功しました。

今くらいDIVAパワーがあればすぐさまぶっ飛ばしているのですが。

旅行が終われば職場で顔を合わせる相手が強く出れないのをいいことに卑劣なヤツです。

この前地元に帰った時にこの医者を見てしまいまして、この件を思い出したのです。

仕事では優秀みたいで、子供もいて、職場で顔を合わせるだけだとどういう人間かって本当に分からないなという勉強になりました。

話は戻り、膝まくらポイントから部屋へ走って逃げている途中にさらに気持ち悪いものを見てしまったのです。

医局でも割と上の方の医者で普段は救命病棟24時の進藤先生を気取っているようなおじさんと救命センターの大お局がイチャついていたのです。

確か二人とも未婚だったはずなので、不倫でもないし、犯罪でもないんです。

でも、でも、ですよね。

「オエーーーーー」

いい歳して公共の場ではやめましょうや…

一応秘密の仲だったみたいですが、本人達以外のみんなが二人の関係は知っていました。

ちなみに二人とも性格がヤバすぎてめっちゃ嫌われていました。

スリルがたまらなかったんでしょうかね。

この人達と休み明け普通の顔して働くのかよ,,,げんなりです。

一夜のうちにキモいことを沢山経験して、部屋に戻り、

天井を眺めながら

「社会人ってこういうことなのかなあ。いや、やっとること大学生と一緒やんけ。しょーもな。」

と自問自答し眠りにつきました。

朝起きるとオンボロ旅館のせいでハウスダストアレルギーが大暴走し、目がぱんぱんに腫れていました。

はぁーー。

大人って仕事してる時はすました顔してるけど、仕事してない時はただのアホなんだーと理解した思い出の旅行になったとさ。

おしまい

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